
銀行口座が増えすぎていた50代の、整理した話です。いくつあって何のために使っているか把握できていなかった状態から、少しシンプルになりました。
銀行口座がいくつあるか、すぐに答えられますか。
整理する前の私には、すぐには答えられませんでした。確か4〜5個くらいという感覚はありましたが、正確な数を把握していませんでした。
何年もそのままにしていたのは、いつか整理しようと思いながら動けなかったからです。通帳や届出印がどこにあるかも曖昧だったし、解約の手続きが面倒そうだという印象もありました。
実際に整理してみると、思ったよりシンプルに進みました。そして整理した後に感じたのは、金額の変化よりも先に、気持ちのすっきり感でした。
整理前の状態|口座がいくつあるか答えられなかった
整理を始めるとき、まず自分にどんな口座があるかを書き出してみました。
出てきたのは、こんな口座たちです。
- 就職したときに会社指定で作ったメインバンクの口座
- 転職したときに給与振込先として作った別の銀行の口座
- ネットショッピングのポイントを貯めるために作ったネット銀行の口座
- 固定費の引き落とし専用にしていた(つもりの)口座
- 実家近くの地銀の口座(地元にいたころに使っていた)
- 「旅行代を貯める」という名目で作ったが、ほぼ使っていない口座
書き出してみると、6つありました。
それぞれの口座に残高がいくらあるか。何の引き落としが設定されているか。最後にいつ使ったか——これを全部把握できているかと言えば、できていませんでした。
「なんとなく気になっていたが、動けなかった」という期間が、何年も続いていました。
整理しようと思ったきっかけ
動き出したのは、固定費の見直しを始めたことがきっかけでした。
スマホ代・保険・電気代・ガス代の引き落とし先を確認しようとしたとき、どの口座から何が引き落とされているかがバラバラで、明細を追うのが大変でした。A銀行の明細にはこれが出ている・B銀行の明細にはこれが出ているという状態で、全体像を把握しにくかったのです。
これは整理しないと、固定費の見直しも進めにくいという実感が出てきました。
同時に、ほとんど使っていない口座をそのままにしておくのはどうなのかという気になりも出てきました。休眠口座という言葉は知っていましたが、自分に関係する話かもしれないと意識したのはそのころです(後述します)。
しっかり貯金ブタ難しいことはしなくていい。
まず何があるかを把握するだけと決めて、動きだしてみることです。
実際にやったこと|整理の手順
まず、思い出せる銀行をすべて書き出しました。通帳・キャッシュカード・ネットバンキングのログイン情報を手元に集めて、残高と何のために使っているかを一覧にしました。
書き出しながら、この口座、何年も動かしていないなというものが2つ出てきました。
ほとんど使っていない口座2つについて、解約を進めました。
1つは残高がほぼゼロで、近くに店舗もあったためその場でスムーズに解約できました。もう1つは地方の銀行で、郵送での手続きが必要で少し時間がかかりましたが、数週間で完了しました。
解約って大変そうと思っていましたが、一つ目はあっさり終わりました。郵送が必要な口座は確かに手間でしたが、やっておいてよかったと感じました。
解約後、残った口座の使い道を整理しました。私が落ち着いたのは3つの口座でした。
- 日常の生活費口座:毎日の入出金・食費・日用品の支払い
- 固定費・引き落とし口座:スマホ・光熱費・保険等の引き落とし先を一本化
- 貯蓄口座:基本的に引き出さない・毎月定額を移す



完璧な仕組みではないかもしれませんが、何がどこにあるかわかるという状態が大切です。
銀行口座の使い分け方|基本的な考え方
口座を何個持つべきかという正解はありません。生活スタイルによって変わります。整理のひとつの考え方として、以下のような使い分けが参考になることがあります。
毎日・毎週の支出が出入りする口座。食費・交通費・外食等の変動費を管理します。ATM手数料がかかりにくい銀行を選ぶと、日常の使い勝手がよくなります。
固定費(スマホ・光熱費・保険・サブスク等)の引き落とし先を一本化する口座。引き落とし先が一か所にまとまると、毎月の固定費の確認がしやすくなります。
基本的に出金しない口座。給料日に一定額を移すという先取り貯蓄の考え方と組み合わせると機能しやすいです。金利が高めのネット銀行を貯蓄口座として使う方法もあります。
ネット銀行(楽天銀行・住信SBIネット銀行等)は通帳がない分、スマートフォンで残高や明細をすぐに確認できる点が管理しやすいと感じました。貯蓄口座の候補として検討するのも一つの方法です。
繰り返しますが何個が正解という話ではありません。自分の生活のパターンと、管理しやすい形を自分で決めればいいと思っています。
整理して変わったこと|気持ちと家計管理の両方
整理後に感じた変化を、正直に書きます。
■ 気持ちの変化
まず感じたのは、気持ちのすっきり感でした。
気にしながら放置している状態がなくなったというのが、一番大きかったです。
あの口座、どうしようという考えが頭のどこかにあったのが、なくなりました。
家計の金額が大きく変わったわけではないのに、なんとなく気持ちが軽くなった感覚がありました。
■ 家計管理の変化
引き落とし先が一本化されてから、毎月の固定費の確認がしやすくなりました。この口座の明細だけ見ればいいという状態になったことで、確認作業も少し楽になりました。
口座の整理と家計の見える化は別々の作業のように見えて、実はつながっているということを、やってみて初めて感じました。
整理前に知っておくといいこと
口座を整理する前に、少し知っておくと参考になることがあります。
■ 休眠口座について
一定期間(銀行によって基準が異なりますが、一般的には10年程度)取引がない口座は休眠口座として、銀行の管理口座に移管される仕組みがあります。残高が返還不能になるわけではありませんが、手続きが必要になったり、管理が複雑になることがあります。
ほとんど動かしていない口座があるという方は、一度確認しておくと安心です。
■ 解約前に確認すること
口座を解約する前に、以下を確認しておくことをおすすめします。
- 自動引き落としの設定が残っていないか(公共料金・保険・定期購入等)
- 自動振込(給与振込先等)になっていないか
- 残高がゼロかどうか(残高があれば引き出してから解約)
解約したのに引き落とし先の変更を忘れていたというのが一番よくあるミスです。解約前に明細を一か月分確認して、引き落とし設定が残っていないかを確認してから手続きを進めてください。



急いでやる必要はありません。
整理しようという気持ちが出てきたときが、動くチャンスだと思います。
まとめ
銀行口座の整理は、通帳やカードを並べて、何があるか書き出すだけが最初の一手です。
解約するかどうかは、その次の話で十分です。「何があるか把握できた」だけでも、整理は半分終わったようなものだと感じています。
口座が整理できたら、次は「毎月のお金の流れを仕組みにする」という段階に進めます。給料日を起点にした家計管理の仕組みについては、こちらの記事でまとめています。







