
大手キャリアから格安SIMに乗り換えた50代一人暮らしの実録です。月々いくら変わったか、乗り換え前に不安だったことが実際どうだったかを、そのままお伝えします。
スマホ代が高いとはわかっていました。でも何年も、乗り換えずにいました。
設定が難しそう・使えなくなったら困る・今のままでも困っているわけじゃない——そんな理由を並べて、ずっと後回しにしていました。
動いたのは、固定費を書き出したときです。スマホ代の欄を見て、これは確認する価値があると思いました。
この記事では、大手キャリアから格安SIMに乗り換えた経緯と、乗り換え後に何が変わったかを、できるだけそのまま書きます。乗り換えたら絶対お得という話ではなく、私の場合はこうだったという実記録として読んでいただければと思います。
◇記事内の料金情報は2026年7月時点のものです。
◇各サービスの最新料金・プランは公式サイトでご確認ください。
乗り換え前のスマホ事情
乗り換え前は、大手キャリアの契約を長年続けていました。
子どもが独立するまでは家族割が適用されていましたが、一人暮らしになってからはその割引も外れていました。それでも面倒だからという理由だけで、そのまま続けていました。
月々の通信費を確認したことがほとんどなかったのも正直なところです。なんとなく高い気がすると思いながら、毎月引き落とされていくのを眺めていました。
固定費を書き出したときに初めてきちんと確認したら、私の場合は月々8,000円台の支払いになっていました。通話はほとんどしない。データも月5GB程度。それでその金額、というのが、書き出してみて初めて実感できたことでした。
乗り換えを決めた理由
月8,000円台は払いすぎではないかと思ってから、少し調べ始めました。
格安SIMへの乗り換えで、同程度の通信量・通話プランなら月2,000〜3,000円台になるケースがある——そういった情報をいくつか見て、これは確認する価値があると判断しました。
ただ、正直に言うと、最初は不安の方が大きかったです。
設定でつまずいたらどうしよう・電波が悪くなったら困る・キャリアのメールアドレスが使えなくなる・何かあったとき、相談する窓口がなくなる——こういった心配がいくつも浮かびました。
そこで、いくつかのブログや比較サイトを読んで、自分の使い方ならどのくらいのリスクがあるかを確認しました。調べれば調べるほど、私の使い方なら、乗り換えのリスクは比較的小さそうだという感触がわかってきました。
乗り換えの前に確認したこと
実際に申し込む前に確認したのは、3つのことです。
SIMロックがかかっている機種は、乗り換え前に解除の手続きが必要です。私の場合は、キャリアのアプリから手続きができました。また、格安SIMで使うには対応バンド(周波数帯)の確認も必要ですが、最近の機種であれば対応していることが多いです。
SIMロック解除の手順・対応バンドの確認方法は、各SIMサービスの公式サイトや「動作確認済み端末一覧」で確認できます。
キャリアのアプリかウェブサイトで、過去数か月のデータ使用量が確認できます。私の場合、月3〜5GB程度でした。動画配信はあまり見ない、外出先でのWi-Fiが使える環境が多い、という状況です。
この使用量がわかると、どのプランが自分に合うかが絞れます。
通話の頻度・時間によって、かけ放題オプションの要否が変わります。私の場合はほとんど通話をしないため、5分かけ放題程度のオプションで十分と判断しました。
この3つを確認してから、プランの比較に進みました。
どの格安SIMを選んだか・選んだ理由
いくつかの格安SIMを比較した上で、私が選んだのはahamo(ahamo by NTT docomo)でした。
選んだ理由を整理すると、こうなります。
- 月20GBのデータ容量で月2,970円(税込)という料金水準(2026年7月時点)
- 5分以内の通話が何度でも無料
- docomoの回線を使うため、エリアの不安が比較的少ない
- 申し込みはオンラインで完結、設定も比較的わかりやすい
サポートが受けにくくなるという不安に対しては、docomoショップで一部のサポートが受けられる点も安心材料になりました。
ただし、ahamoが最もおすすめという意味ではありません。使い方・通話頻度・重視するポイントによって、向いているSIMサービスは変わります。他の選択肢との比較は、次の記事で詳しく整理しています。
主な格安SIM・料金プランの例(2026年7月時点・参考値)
| サービス | 月額料金の目安 | データ容量 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ahamo | 2,970円〜 | 20GB | docomo回線 大容量プラン |
| povo | 基本料0円〜 | トッピング制 | au回線 必要な分だけ |
| 楽天モバイル | 1,078円〜 | 3GBまで | 楽天回線 楽天ユーザー向け |
| IIJmio | 850円〜 | 2GB〜 | MVNO 少量プランが充実 |
| mineo | 250円〜 | 1GB〜 | MVNO サポート充実 |
※料金・プラン内容は変更される場合があります。申し込み前に各公式サイトでご確認ください。
乗り換えの手順・実際にやったこと
乗り換えの大きな流れは、こうです。
STEP 1|MNP予約番号を取得する
今使っているキャリアのアプリかウェブサイトから、MNP(電話番号ポータビリティ)予約番号を取得します。今の電話番号をそのまま新しいSIMで使うために必要な番号です。手続き自体は5〜10分程度で完了しました。
STEP 2|格安SIMに申し込む
選んだSIMサービスの公式サイトから申し込みます。MNP予約番号・本人確認書類(マイナンバーカード等)・クレジットカードを用意しておくとスムーズです。申し込みから発送まで数日かかります。
STEP 3|SIMカードが届いたら設定する
届いたSIMカードをスマートフォンに挿し、APNという通信設定を行います。設定方法は各SIMサービスのサイトに案内が載っています。私の場合は20〜30分程度で完了しました。
詳細な手順と、各ステップでつまずきやすいポイントは別記事でまとめています。
乗り換えてどう変わったか|月々の変化と実感
乗り換えてから数か月が経ちました。私の場合の変化をお伝えします。
料金の変化
乗り換え前:月々8,000円台(大手キャリア) 乗り換え後:月々3,000円前後(ahamo)
私の場合、月々5,000円前後の変化がありました。年間に換算すると、60,000円前後になります。
繰り返しになりますが、これは私個人の場合です。乗り換え前の料金・選ぶプラン・使い方によって、変化の金額は大きく異なります。必ずこの金額になるという意味ではありません。
通信品質の実感
日常的な使い方(SNS・地図アプリ・動画の軽い閲覧)では、乗り換え前とで体感的な差を感じることはほぼありませんでした。ただし、混雑する時間帯(昼休みや夕方)に少し速度が落ちると感じることはあります。
外出先での電波については、以前より不安を感じることは少ないです。通勤・外出のルートで特に困ったことはありませんでした。
50代が格安SIMに乗り換えて気になったこと・デメリット
料金が下がった一方で、乗り換えてから気になったこと・デメリットだと感じた点も正直に書きます。
① キャリアメールが使えなくなった
@docomo.ne.jpのメールアドレスが使えなくなりました。各種サービスの登録に使っていたため、乗り換え前にGmailへの移行が必要でした。これが一番手間だったと感じています。
現在は「メールアドレスの持ち運びサービス」を有料で維持する方法もありますが、私はGmailに統一する方を選びました。
② 店舗でのサポートが受けにくくなった
キャリアショップのような何かあればすぐ相談できる窓口がなくなります。ahamoはdocoショップで一部対応しており、完全にサポートがなくなるわけではありませんが、以前より手軽に相談できる場は少なくなりました。
スマートフォンの設定・トラブルが自分で対処できるか、ある程度の自信が必要だと感じています。
③ 家族間の無料通話がなくなった
家族割があったときは、家族間の通話が無料でした。格安SIMに変えてからはその特典がなくなっています。ただし、私の場合は子どもが独立して一人暮らしのため、実際の影響は少なかったです。
こんな方には格安SIM乗り換えをおすすめしたい・そうでない方へ
私の体験から、格安SIMへの乗り換えを検討する価値があると感じる状況を整理します。
- 現在のスマホ代が月6,000円以上の方
- データ通信量が月10GB程度以下の方
- 通話よりデータ通信がメインの使い方の方
- スマホの設定にある程度慣れている方
- キャリアメールを多くのサービスに登録しており、移行が大変な方
- 店舗でのサポートが必要なシーンが多い方
- 通話を頻繁にする方(かけ放題の料金を確認した上で比較をしてください)
- 地方在住でエリアカバーが心配な方(まずエリアマップで確認を)
まとめ
乗り換えを決める前に、まず今のスマホ代の明細を確認してみてください。毎月いくら払っているかを知るだけで、次のステップが見えてきます。
各SIMサービスの比較・選び方は次の記事でまとめています。自分に合ったサービスを探すときにご活用ください。
固定費全体の見直しについては、こちらの記事からご覧ください。
