賃貸の火災保険、更新時に見直すだけで安くなる話

賃貸の火災保険は更新時に自分で選び直せます。不動産会社の紹介保険より安いネット型の選択肢があることを知らなかった話と、見直しの手順を正直に書きました。

賃貸の火災保険を、入居時のまま何年も更新し続けていました。

更新通知が届くたびに手続きしなければと思って、中身をほとんど確認せずに更新手続きだけをしていました。火災保険は不動産会社が決めるもの・自分ではどうにもならないと思い込んでいたのです。

更新のタイミングに少し立ち止まって確認したとき、初めて気づきました。自分で選んで加入できるということを。

この記事は、そのことに気づいた経緯と、実際に確認してわかったことの記録です。保険を見直すべきという内容ではなく、こういう選択肢があることを知らなかったという話です。

保険に関する判断は個人の状況によって異なります。
補償内容の選択に迷う場合は、ファイナンシャルプランナーや保険代理店等の専門家にご相談ください。

この記事の目次

賃貸の火災保険、言われたままになっていないか

入居時の流れを思い出すと、こんな感じでした。

賃貸契約の手続きをするとき、不動産会社の担当者から火災保険はこちらをお使いくださいと書類が渡される。よく確認せずにサインして、以来ずっと同じ保険を更新し続けている——。

そういうものだと思っていました

更新通知が届くたびにまた来たかとは思いながら、保険料がいくらか・内容が何かをきちんと確認したことがほとんどなかったのです。

火災保険は自分ではどうにもならない固定費という感覚で、見直しの対象として考えたことがありませんでした。

賃貸の火災保険|実は自分で選べました

調べてみて知ったのは、火災保険は不動産会社が決めるものと思っている方が多いが、実は自分で選んで加入できるということ。

管理会社から契約の流れで指定の火災保険を勧められることが多いが、「自分で加入します」と伝えるだけで、必要な補償条件を教えてもらって自分で保険を選んで加入することができる。ということでした。

ただし、これには前提があります。

賃貸借契約で求められる補償内容を満たしていることが必要です。

賃貸の火災保険には、主に次の3つの補償が求められることが多いです。

  • 家財保険:自分の家財(家具・家電等)が火災・水濡れ等で損害を受けた場合の補償
  • 借家人賠償責任保険:火災・水濡れ等で部屋を損傷させた場合に大家へ損害を賠償する補償
  • 個人賠償責任保険:日常生活での事故で他者に損害を与えた場合の補償

自分で火災保険を選ぶ場合は、管理会社に必要な補償条件を確認することが先決です。補償条件を満たした上で、自分で選んだ保険に加入することを管理会社に報告するという流れになります。

しっかり貯金ブタ

賃貸借契約上の条件を満たした上で自分で選ぶことを理解しておくことが大切です。

不動産会社の紹介保険と自分で選ぶ保険の違い

では、保険料にどのくらいの差があるのでしょうか。2026年8月時点の参考値として、以下の情報があります。

不動産会社が紹介する火災保険の相場は2年間で1.5万〜2万円(年間7,500〜1万円)。一方、自分でネット型の火災保険に加入すれば年間3,500〜5,000円程度で、2年間で1万円以上の差が生まれることがある

また、一人暮らしの火災保険料の相場は、年間4,000〜7,000円程度、2年契約で8,000〜1万4,000円前後が目安とされています。

不動産会社の紹介保険が割高になりやすい理由としては、保険代理店としての手数料が上乗せされていることや、補償金額が必要以上に高く設定されていることが挙げられます。

ただし、これはあくまで参考値・一例です。物件・地域・補償内容・保険会社によって実際の保険料は異なります。この差が必ずあるという意味ではないことをご理解ください。

しっかり貯金ブタ

自分が今払っている火災保険料がいくらかを一度確認して、参考値と比べてみることが、見直しを考えるかどうかの出発点になります。

賃貸の火災保険を自分で選ぶ方法

更新タイミングで切り替えるのが最もシンプルな方法です。

手順の全体像

■ 管理会社に必要な補償条件を確認する

自分で火災保険を選びたいのですが、必要な補償の条件を教えていただけますかと聞くだけです。借家人賠償責任の補償額・必要な特約等を教えてもらえます。

■ 火災保険比較サービスで見積もりを取る

同じ条件で複数の保険会社の見積もりが取れる比較サービスがあります。条件を入力するだけで、年間保険料の目安が確認できます。

■ 補償条件を満たした保険を選んで申し込む

補償内容と保険料を確認して、条件を満たした保険を選んで申し込みます。

■ 管理会社に報告する

加入した保険の証券(または証明書)を管理会社に提出します。

補償内容の選び方|50代の一人暮らしが確認したこと

補償内容を選ぶ際に、私が確認した視点をいくつか整理します。これが正解という話ではなく、こういう視点があったという参考として読んでください。

■ 家財保険の補償額

家財をいくら補償してもらうかという設定です。自分の家具・家電・衣類等の価値を大まかに把握しておくと設定しやすくなります。一人暮らしで家財が少ない場合、必要以上に高い補償額を設定する必要はないかもしれません。

■ 水災補償の要否

水災補償を対象外にすることができます。水災のリスクが少ない地域・建物の場合、補償を外すことで保険料が安くなります。ただしハザードマップ等で自分の物件のリスクを確認してから判断することをおすすめします。

■ 借家人賠償責任・個人賠償責任

管理会社から指定された補償額を満たすように設定します。

しっかり貯金ブタ

補償内容の選択に迷う場合は、ファイナンシャルプランナーや保険代理店への相談をおすすめします。
特に水災補償の要否等、地域のリスクが関係する判断については専門的な視点が参考になります。

見直してみてどう変わったか

私の場合、更新タイミングで保険を確認し、自分でネット型の保険を選び直しました。

手続きは想定していたよりシンプルでした。管理会社に補償条件を確認して、比較サービスで見積もりを取って、条件を満たした保険に申し込んで証券を提出する——それだけでした。

劇的に安くなったとまでは言えませんが、払っている金額が自分の状況に合っているかを確認できたという感覚はあります。

しっかり貯金ブタ

選択肢があることを知っているという点が大切です。

まとめ

賃貸の火災保険の見直しは、更新通知が届いたときがチャンスです。

自分で選べることを知る→管理会社に補償条件を確認する→比較サービスで見積もりを取ってみる——この3ステップだけで、今払っている保険料が合っているかどうかが確認できます。

見直す・見直さないの判断はその後で十分です。まず確認することから始めてみてください。

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